妊娠・出産

妊婦でも問題なし!インフルエンザの予防接種を受けてきました

こんにちは、yuki*です。

妊娠24週目(妊娠中期・6か月目)に入った11月中旬、インフルエンザの予防接種を受けてきました!

初めての妊娠ということもあって、予防接種を受ける前は、

  • 妊婦がインフルエンザの予防接種をして大丈夫なの?
  • 赤ちゃん(胎児)への影響は?
  • 予防接種後の副作用は?

などなど、不安がたくさん。

そこで今回は、妊娠中のインフルエンザの予防接種について調べたことや、産婦人科の先生から聞いたこと、摂取後の体調などをブログにまとめてみました。

妊婦にとってインフルエンザは大敵!

もともとインフルエンザにかかったことが一度もなく、インフルエンザの予防接種も過去に1回のみ。自分の体や赤ちゃんへの影響も気になるし、今シーズンも受けなくていいかなぁと悩んでいたわたし。

ところが10月の妊婦健診で、先生の方から

先生
先生
インフルエンザの予防接種は受けた方がいいですよ。

と強い勧めが。

妊娠中は免疫力が低下しやすく、インフルエンザにかかると重症化する危険性が高いそう。

世界保健機関(WHO)からは、「妊婦は一般の人より集中治療室(ICU)を必要とする確率が10倍高い」、「特に妊娠28週以降の妊婦は注意が必要」といった声明も。

関連:妊娠中の人や授乳中の人へ(厚生労働省)

また、海外の研究では、妊娠中の感染で早産や未熟児のリスクが高まるといった結果や、妊婦さんの死亡例も報告されているとか…。

そ、それはこわい!

重症化予防にはワクチン摂取が最も有効

ただでさえ妊娠中は疲れやすいのに、インフルエンザにかかって高熱で寝込んだり、肺炎などの合併症を起こしてしまったら、それこそ一大事。

インフルエンザの重症化予防にはワクチン摂取が最も有効な手段であり、妊婦さんにもその効果は実証されているということで、これまで抵抗のあった予防接種を受けようと決心したのでした。

インフルエンザの予防接種は妊婦にも問題なし

日本で使用されるインフルエンザワクチンは、病原体を無毒化した「不活化ワクチン」というタイプで、胎児に影響を及ぼすことはないとされているよう。

生ワクチンではないため、妊娠初期・中期・後期とどのタイミングでも接種が可能とされ、最新の日本産婦人科学会のガイドラインでも、「母体および胎児への危険性は妊娠全期間を通じて極めて低い」という記載があります。

参考:日本産科婦人科学会 ガイドライン

また、妊娠初期に従来のインフルエンザワクチンを接種しても奇形のリスクがないという研究結果も出ています。

参考:妊娠と薬情報センター:インフルエンザ情報(医療関係者向け)|国立成育医療研究センター

妊婦だけでなく、赤ちゃんにもメリットが

さらに、妊娠中にインフルエンザの予防接種を受けると、胎盤を通じて胎児にも抗体が移行するため、出産後の赤ちゃんをインフルエンザから守ることにもつながるそう。

実際に、妊娠後期にインフルエンザワクチンを接種した妊婦さんの赤ちゃんは、生後6か月までインフルエンザにかかりにくいといった研究結果も。

生後6か月未満の赤ちゃんに対するインフルエンザワクチンの接種は認められていないため、妊婦が予防接種することはママと赤ちゃんの両方にメリットになる可能性があるようです。これはうれしい点ですよね。

妊婦用のインフルエンザワクチンがある?!

新居への引っ越しを終え、落ち着いた頃。転院先の病院でインフルエンザの予防接種を受けたいと話したところ、

先生が看護師さんに

「妊婦用のワクチン、まだありますか?」

と。

妊婦用のインフルエンザワクチン?!と疑問に思っていたら、

「水銀が入っていないインフルエンザワクチンですよ」

と先生。

どうやら、インフルエンザワクチンには、防腐剤としてエチル水銀(チメロサール)が入っているタイプと、入っていないタイプの2種類があるようです。

日本産婦人科学会のガイドラインによれば、ワクチンに含まれる水銀はごく微量で、胎児への影響はないとされているものの、ワクチンのより高い安全性を求める声もあり、近年では水銀を含まないワクチンや、減量したワクチンが増えているそう。

妊婦や赤ちゃんに影響がないとは言え、水銀が入っていないに越したことはないもんね。

ただ、ここ数年、水銀を含まないワクチンは生産量が少なく、医療機関でも入手が困難なよう。

幸い、転院先の産婦人科には水銀が入っていないチメロサールフリーのインフルエンザワクチンが1本残っていて、今回はより万全な状態で予防接種を受けることができてラッキーでした!

参考までに、費用は普通のワクチンと比べてやや割高になりますが、わたしが受診したクリニック(東京都)では約3,500円でした。

過去にワクチンに含まれる水銀(チメロサール)が自閉症などの発達障害と関連があるのではと騒がれたことがあるようですが、現在では否定されていて、水銀が入ったワクチンを妊婦に使っても差し支えないとされています。

参考:日本産婦人科学会ガイドライン(2017)

予防接種後の体調や副作用は?

心配事のひとつであったインフルエンザの予防接種後の体調ですが、熱やだるさなど出ることもなく、とくに問題なし!

お風呂に入ってもOKとのことで、予防接種をした日もいつも通り入浴しました。

ただ、翌日には注射を打った部位が赤く腫れて、洋服があたると痛がゆいような…。そして、翌々日にはかゆみがマックスに。

通常2〜3日で治るそうですが、なかなか治る気配がなく、このまま悪化したらどうしようと一瞬不安になりましたが、5日目くらいにはようやく赤みや腫れが落ち着いて一安心。

もともと皮膚が薄く、赤くなりやすいタイプなので、完全に治るまでは少し時間がかかったものの、今では注射跡などもなくキレイな状態です。

赤ちゃんのためにも、旦那さんや家族にも予防接種を受けてもらおう

今の所、インフルエンザにかかることなく元気に過ごしていて、赤ちゃんも順調に育っていますが、インフルエンザの本格的な流行シーズンに入り、周りにもインフルエンザになったという人がちらほら。

きっと、予防接種をしていなければ今頃かなり不安になっているはず。

yuki*
yuki*
最初は躊躇したけれど、今となっては予防接種をして良かった!

と心にも余裕が持てています。

そして、インフルエンザは感染力が強く、家族間でうつってしまうことが多いもの。

お腹の赤ちゃんを守るためにも、とくに旦那さんや子供など密接に接触する家族にもインフルエンザの予防接種をしてもらうと安心です。

ちなみに、インフルエンザワクチンは接種してから効果が出るまでに2週間程度かかります。本格的に流行してから接種すると、効果が出る前に感染する可能性もあるので、早めの接種(理想は10〜11月)がおすすめですよ。

おわりに

妊婦にとって大敵であるインフルエンザ。

予防接種をすることで感染を100%防げるわけではないですが、高熱や肺炎など重症化が防げたり、生まれてくる赤ちゃんにも免疫がつく可能性があるなど、メリットは大

とはいえ、妊婦中の体調や状態は人それぞれなので、主治医に相談のうえ予防接種を受けることをおすすめします。

インフルエンザの予防接種を受けようかどうか迷っている妊婦さんにとって、このブログ記事が少しでも参考になればうれしいです♪