こんにちは、yuki*(@yukipocket_com)です。
妊娠30週目(8か月)。里帰り出産のため、東京から岡山へ飛行機で帰省しました。
飛行機には乗り慣れているほうですが、妊娠中は普段と体の状態が違うこともあり、帰省するまでは不安でいっぱい。
そこで今回は、飛行機で里帰りを予定している妊婦さんに向けて、飛行機での帰省の流れや、注意したこと、やっておいてよかったことなどをまとめます!
飛行機で里帰りをするメリット
わたしの場合、東京から岡山と遠方への移動であり、主な移動手段は飛行機のほかに新幹線もあります。
実家までの総所要時間は、飛行機だと約3時間半、新幹線だと4時間とそれほど大きく変わず、料金も飛行機の早割を利用すればほぼ同じ。
が、これまでの十数年間、帰省には、ほぼほぼ飛行機を利用しています。
なぜなら、
だから。
妊婦にとって、狭い空間で長時間座りっぱなしというのはツライもの。
飛行機に乗るためには、空港までの移動や、セキュリティーチェックが必要など面倒な点もありますが、それを考慮しても、乗っている時間が短いということに越したことはありません。
新幹線を利用したときより、明らかに疲労度が少ないんです。
そのため、今回の里帰りでも最初から飛行機以外の選択肢はなく、迷わず飛行機を利用することに決めました。
妊婦はいつまで飛行機に乗れるの?注意点は?
妊娠経過に異常がなく、医師からの許可を得ていれば、一般的に妊婦が飛行機に乗ってもとくに問題はないと言われています。
参考:
・フランスのパパはあわてない 妊娠から産後まで妻を支える166の心得
・妊娠中の空の旅「危険なし」、英産科学会が新ガイドライン(AFPBB News)
ただし、ほとんどの航空会社では、出産予定日を含めて28日以内(妊娠36週・10か月目以降)の搭乗は医師の診断書の提出が必要となるなど搭乗条件があります。
◎妊娠35週まで
・特に申請の必要なし
◎出産予定日を含む28日以内~8日前まで
・医師の診断書の提出が必要
◎出産予定日を含む7日以内
・診断書の提出と医師の同伴が必要
※詳細は各航空会社のホームページをご参考に。
お腹が一段と大きくなる妊娠後期は、お腹が張りやすくなったり、切迫早産などにも注意が必要な時期。
万が一のトラブルを避けるためにも、妊娠中のフライトは妊娠9か月までが無難とのことで、わたしは移動が負担にならないように、少し早めの30週(妊娠8か月)で帰省することにしました。
飛行機での里帰りの流れ
里帰りのスケジュールは人それぞれ異なりますが、参考までに、わたしの場合はこんな流れでした。夫に付き添ってもらって、2人での帰省です。
◎妊娠中期
・帰省する時期を決定
◎里帰りの2か月前
・飛行機のチケットを予約
◎里帰りの2週間前
・荷造りなど帰省の準備を始める
◎里帰り前日
・里帰り前最後の妊婦健診&転院先への紹介状をもらう
・荷物を発送
※わたしは荷物を前日に送りましたが、お盆前や年末年始は配達が遅れることもあるので、もう少し余裕を持って発送することをおすすめします。
◎里帰り当日
・自宅から電車で羽田空港へ
・出発時間の約2時間前に空港到着
・ランチ&ラウンジで休憩
・事前改札サービス(優先搭乗)を利用して機内へ
・約1時間のフライトで岡山空港に到着
・実母の車で実家に無事帰省
妊娠中の飛行機移動でやっておいてよかった8つのポイント
妊娠中の飛行機移動は、もしもの時に備えて注意しておきたいことがたくさん。
ここでは、わたしがとくに気をつけたことや、やっておいてよかったことをご紹介したいと思います。
里帰り前に妊婦健診で経過をチェックしておくと安心
わたしの場合、帰省する時期と妊婦健診の時期がちょうど重なったということもあり、里帰り前日に妊婦健診へ。
早産のリスクなどなく、妊娠経過が良好なことを確認できていたので、安心して飛行機に乗ることができました。
座席の予約は早めに!通路側がおすすめ
飛行機に乗るうえで、意外と重要なのが座席選び。どこに座るかで快適度が結構変わってきます。
とくにお腹が大きくなる妊娠後期は頻尿でトイレが近くなったり、飛行機の揺れで気分が悪くなってしまうことも。
いつでも席を立てるように、座席は「通路側」を予約することを強くおすすめします!
ちなみに、飛行機酔い対策としては、飛行機の前方の方が揺れが少ないそうです。
※非常口座席は緊急時に援助を行う必要があるため、妊婦さんは避けます。
荷物は最小限にする
帰省するときの荷物は最小限にしておくと、身軽に動けて負担が少ないです。
里帰りの荷物は、あらかじめ宅配便で実家に送っておきましょう。
とくに一人で帰省しなければならない妊婦さんは必要最小限に。
時間に余裕を持って早めに空港へ
国内線を利用する場合は、出発時刻の15分前まで(羽田空港の場合は20分前まで)に保安検査場を通過する必要があります。
妊娠中はちょっとの移動でも疲れやすく、歩くスピードも遅くなりがち。こまめに休憩を取ったり、もしもの時に対応できるように、余裕を持っていつもより早めに空港へ向かいましょう。
また、妊婦さんは優先搭乗ができるので、出発時刻の20分くらい前には搭乗口に行っておくといいですよ。
ちなみに、わたしは出発まで少し時間があったので、エアポートラウンジで休憩しました。ゴールドカードを持っていれば、無料で利用できます。(通常料金は1,080円/大人1名)ゆったり過ごせるのでおすすめです。
母子手帳を携帯&マタニティマークを付ける
移動中の万が一のトラブルに備え、機内に持ち込む手荷物には母子手帳や保険証を入れておきましょう。
また、何かあったときに妊婦だとすぐわかってもらえるように、マタニティマークをバッグに付けておくと安心です。
ゆったりとした服装にする
少しでも快適に飛行機に乗れるよう、帰省当日はラクな服装がおすすめです。
締め付け感の少ないワンピースやニットなど、ゆったりとした、着心地の良いものが◎
シートベルトの長さが足りず苦しい場合は、延長用のベルトを借りることもできます。
感染症予防にマスクをつける
飛行機に乗るときに気になるのが機内の乾燥。乗り物の中でもとくに湿度が低く、長時間のフライトでは湿度は20%以下まで低下するそうです。
さらに密閉された空間では、風邪やインフルエンザの感染リスクが高まるため、感染症予防にマスクをつけてしっかり対策しておきましょう。
エコノミークラス症候群に気をつける
とくに国際線など長時間のフライトで注意が必要なエコノミークラス症候群。
国内線のフライト時間では、エコノミークラス症候群になるリスクは少ないと言われていますが、妊娠中は血栓ができやすいので用心するに越したことはありません。
フライト中はときどき足を動かしたり、適度に水分を摂ったりするほか、必要に応じて着圧ソックスを履くのも効果的だそう。むくみ防止にもなりますしね。
その他、知っておくとうれしい航空会社の妊婦さん向けサービス
さらに、各航空会社では、妊婦さんが安心してフライトできるよう、以下のようなサービスが用意されています。
事前改札サービス(優先搭乗)
機内に優先的に案内してくれるサービスです。ANA、JALをはじめ、ほとんどの国内航空会社で利用できます。
わたしは今回初めて事前改札サービスを利用しましたが、行列に並ぶことなくスムーズに搭乗でき、かなりラクでした!
事前の予約は不要で、当日早めに搭乗口へ行けばOK。グランドスタッフさんに申し出ているとなお安心です。(わたしは事前に伝えていなかったからなのか、搭乗口で出産予定日を聞かれました。お腹が大きく見えたからかな?)
電動カートサービス(ANA/羽田空港第2旅客ターミナル限定)
搭乗口までの長距離歩行が不安な妊婦さんのために、羽田空港第2旅客ターミナルでは電動カートが用意されています。
第2旅客ターミナルは広く、一番遠い搭乗口だと保安検査場から10〜15分ほどかかる場合があるため、体調に不安がある妊婦さんは、搭乗当日にカウンター係員に問い合わせを。
利用できる時間は「8:00~19:00」。また、台数・利用に制限があるようです。
マタニティマークタグ
一部航空会社ではオリジナルマタニティマークタグがもらえます。珍しいデザインなので、飛行機好きさんはぜひ入手を。空港カウンターにて申し出ればOKです。
◎マタニティマークタグを無料配布している航空会社(2019年1月時点)
・ANA
・ソラシドエアー
しっかり準備して妊娠中でも安心なフライトを
やはり妊娠中ということもあって、いつもより飛行機に乗るのが不安でしたが、事前の準備をしておいた甲斐あって、何事もなく無事里帰りすることができました。
もしものときに備えて、いろいろと対策をしておくと安心ですよ。
飛行機で里帰りを予定している妊婦さんにとって、このブログ記事が少しでも参考になれば嬉しいです♪